フランス女性はダイエットのためのジム通いはしません。汗をかくためにわざわざ身支度をするのは‟フランス人らしくない”と考えるからです。

「なぜジムで一日のうち貴重な二時間を費やすの？」

「しかも、そのためにお金を払わなくてはならないのよ！」

ここまで徹底すると敬意を払いたくなります。フランス女性はとことん頑固な個人主義者なのです。

高級ホテルに最新のマシンを備えたトレーニングルームがあったら、観光客とビジネス客のためにしぶしぶ譲歩した結果です。リュクサンブール公園やチュイルリー公園をジョギングする女性はいません。

フランス女性はこう心得ています。

「人生で長期間にわたって続けられないような厳しい摂生（せっせい）は必ず失敗する」と。

過激なプログラムを自身に課すより、もっと穏やかで、もっと規則的な運動を一日中するほうを好むのです、フランスの女性は。

『フランス女性は太らない（ミレイユ・ジュリアーノ著）』にこうあります。

「がむしゃらな運動は、やみくもに食べることに劣らず悪い」と。

でもフランス女性は、運動を毎日における不可欠な部分であると認識しています。街着でやっている日々の行動は、全体的な健康のために必須のものであって、運動はジムに限定されたものではないと主張します。

では何をやっているのか？

詳細は次回に！

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