90歳の老婆が恋をする物語、『ハウルの動く城』。哀愁を帯びた挿入曲「人生のメリーゴーランド」は、いつ聞いても名曲ですね。

主人公は魔女に魔法をかけられ老婆にされたソフィー。彼女はイケメンの魔法使い・ハウルに恋をします。そしてハウルに接したとき、一瞬ですがスクリーン上では少女に戻った姿が描かれます。

宮崎駿監督が伝えたかったこと。それは魔法がとけてソフィーが若返るというハッピーエンドではなく、「人が年齢を忘れることの大切さ」がテーマだったそうです。

人は好奇心さえ失わなければ、常に誰かを愛する人生ならば、年齢など「単なる記号」なのです。

メリーゴーランドの馬は浮き沈みを繰り返します。人生も同じです。

どんな時代であろうと、どんな障壁にこばまれようと、万事に前を向きたいものです。

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