オシャレな人は言葉もおしゃれです

人のセンスは、すべてのことに連動します。

ファッションと会話がそうです。軽妙洒脱にユーモアを操る人は、ファッションレベルも高いです。

文章にも表れます。文体がオシャレだなーと感じる作家さんは、ファッションにもこだわりを持っています。(私の持論ですが)

日本人男性は初対面の人に対して「なめられたらあかんバリアー」を張ります。肩書きの多いタイプによくある傾向です。ファッションもいまいちの人が多いです。

ヨーロッパの男性は初対面の人に対して「緊張をほぐす」ことに徹します。ウイットに富んだユーモアを駆使するのです。それだけでオシャレな人に見えてきます。

言葉にも‟オシャレなことば”があります。上品なユーモアはその場を和やかにします。ホメ言葉は人を輝かせます。お礼の言葉は人間関係を円滑にします。

しかし、最上級のオシャレなことばとは、‟気持ちがこもった言葉”です。

大林宣彦監督がこんな言葉を遺しています。

『人は「ありがとう」の数だけ賢くなり、「ごめんなさい」の数だけ優しくなり、「さようなら」の数だけ愛を知る』

大林監督の作品は、観る人の心を温かくします。映像に心を込めています。乱暴なセリフはほとんどありません。

だからふだんのスタイルがダンディーだったのでしょう。

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ikki
  • ikki
  • 30年以上にわたり、東海三県下の月刊タウン誌・新聞等でファッションコラムを連載。また30年近く西式健康法・甲田療法を実践中。心と身体の関連性を説き、ダイエットと姿勢矯正に絶対的な自信を持つ。愛知県下に門下生を多数輩出している。
    ブティック経営とともに、コラムニストとグラフィックデザイナーの顔も持つ。