2020年10月13日
簡単・便利な‟着回し”にひそむワナ
女性雑誌の「着回しコーナー」が人気です。3着の基本服に7枚の単品をとっかえひっかえするだけで一カ月間違うコーディネートができちゃうのですから、お得感満載です。
そのまんまを真似てみて、どんな感想を持たれるでしょう。
もとより「合わせやすいモノ」を用意するわけです。コーディネートが簡単だということは無難なスタイルです。はたから見たら地味で平凡に映ります。それをひと月続けます。地味で平凡なあなたが印象づけられます。そんな自分を許せますか?
簡単・便利という基準で単品コーディネートしてしまうと、誰もがインパクトに欠けます。平凡な毎日の繰り返しです。それでよければかまいませんが。
私なら‟合わせにくい単品″をひとつぐらい持つことをおススメします。合わせにくいわけですから着る人に緊張感を与えます。そうすると丁寧なコーディネートを心掛けるようになります。ひと月後、質の高いコーディネート力が宿ります。
世の中が便利・簡単に流され過ぎです。
‟個性”を簡単に考えちゃうと、それこそあなたがもったいないのです。
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