「美人な服」という表現があります。‟美人ふう″の雰囲気をもっているお洋服のことです。

たとえば「大人かわいいワンピース」とか、「ライトピンクのシルクのブラウス」とか、「ショート丈のツィードジャケット」とか「MISS Jのアンサンブル」とか……。数えだしたらキリがありませんが、いかにも美人が着てそうな服のことです。

40代からは、そんなイメージのお洋服を揃えるべきです。ブランドや着数は関係ありません。あくまで持っているか、持っていないかだけです。

美人な服を身にまとうと、どんなメリットがあるのか？

いっぱいあります。職場の上司から怒られている場面なら最小限の小言ですみます（たぶん）。居酒屋へ行けば一品サービスされます（たぶん）。エレベーターのなかでふらついてオヤジの足を踏んづけても、にっこり許してもらえます（鉄板です）。

アメリカでは40代からが大人のレディーの始まりです(履歴書に生年月日を記入しなくてよくなります)。美人な服を着ることで自身をちょっぴりでも若く美しく見せたい、そんな正直な女心に世間は応援したくなるのです。

私の場合、応援どころか優遇したくなりますから。

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