女性なら誰もが思うでしょう、「やっぱり美人は得よね〜」と。でも、ちょっと視点を変えてみてください。かつての美女が現在はどうかという話題は、いつもテレビ番組の格好のタイトルなのです。

小学生のとき、大好きな番組がありました。「キーハンター」です。とりわけ野際陽子さんのファンでした。マセていたのです。

それからもドラマで野際陽子さんを目で追うたび、なんて美人なんだろうと感じました。キーハンターのアクション美女からマザコン息子の母親役、老舗旅館の女将役から弁護士事務所の所長まで、年齢に応じながら進化した美しさを確立されていました。

「だって、女優なんだから」という意見は失礼です。年齢を重ねるほど、肉体的な努力が必要だからです。

野際陽子さんと同じ年代にテレビで活躍され、数十年後になにひとつ面影のない女優さんのほうが圧倒的多数なのです。

美人とは、歳を重ねるほど”年齢に合った新たな魅力を加えること”ができる人のことです。いっときの美女は損です。美人は美しさの継続が問われるのです。

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